2009/05/07

この「世」が言うんだよ。思い出はなくなるってね。

ボクの実家は池袋にあります。生まれてからのほとんどを過ごした場所です。そして、その池袋にある池袋三越が昨日をもって閉店となりました。彼の最後を見届けたかったのですが、少し遠くから「ご苦労様」と声を上げてみました。

この池袋三越には思い出が沢山ありました。小さい頃は台湾から来たジイちゃん、バアちゃんと買い物に。ジイちゃんがやたらとセーター、帽子を買っていた覚えがあります。おしゃれさんでした。

そして、大きくなってからのボクも母親のデパ地下徘徊にお付き合い。家族みんなで、地下売り場の何ちゃらという店のクロワッサンが大好きだったんです。うちの母、車で行くことが多いのですが買い物した額が駐車料金を無料に出来ないなんて時は、あとで使えると三越商品券を足りない金額だけ買い、駐車料金を無料にするというトンデモテクを使ってなんかいました。

今回のこの池袋三越の閉店はボクにとって考え深いものです。一昨年、ボクの通っていた小学校が閉校になりました。そして、今回の三越です。この「世」が、ボクに思い出の場所は遅かれ早かれなくなる運命なんだよと言っているようで・・・。できることなら、そんなこの「世」を一発殴ってやりたいものですが、そういうわけにもいかず、歯がゆい気持ちでいっぱいになってます。

そして、しょうがないので、こう思えばと自分楽になるかと思いました。

「今、ここにいてくれているヒト、あるモノ。なくなってからで遅い。大切にしていければ・・・。」とね。

当たり前だよ、アホ!と言われればそれまでですが、実際、ボクはアホのように忘れかけていたのです。

ボクの周りにいてくれるヒト達、あるモノ、みんなに改めてありがとうございます。

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